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衆俗
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しゅうぞく
ふりがな文庫
“
衆俗
(
しゅうぞく
)” の例文
世に、緋、紫、
金襴
(
きんらん
)
、
緞子
(
どんす
)
を
装
(
よそお
)
うて、
伽藍
(
がらん
)
に処すること、
高家諸侯
(
こうけだいみょう
)
の如く、あるいは
仏菩薩
(
ぶつぼさつ
)
の玄関番として、
衆俗
(
しゅうぞく
)
を、受附で
威張
(
いば
)
って
追払
(
おっぱら
)
うようなのが少くない。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
故
(
ゆえ
)
に
天然
(
てんねん
)
にあれ、人事にあれ、
衆俗
(
しゅうぞく
)
の
辟易
(
へきえき
)
して近づきがたしとなすところにおいて、芸術家は無数の
琳琅
(
りんろう
)
を見、
無上
(
むじょう
)
の
宝璐
(
ほうろ
)
を知る。俗にこれを
名
(
なづ
)
けて
美化
(
びか
)
と云う。その実は美化でも何でもない。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
衆
常用漢字
小6
部首:⾎
12画
俗
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“衆”で始まる語句
衆
衆生
衆人
衆生済度
衆目
衆口
衆寡
衆庶
衆皆
衆議