“衆俗”の読み方と例文
読み方割合
しゅうぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世に、緋、紫、金襴(きんらん)、緞子(どんす)を装(よそお)うて、伽藍(がらん)に処すること、高家諸侯(こうけだいみょう)の如く、あるいは仏菩薩(ぶつぼさつ)の玄関番として、衆俗(しゅうぞく)を、受附で威張(いば)って追払(おっぱら)うようなのが少くない。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この故(ゆえ)に天然(てんねん)にあれ、人事にあれ、衆俗(しゅうぞく)の辟易(へきえき)して近づきがたしとなすところにおいて、芸術家は無数の琳琅(りんろう)を見、無上(むじょう)の宝璐(ほうろ)を知る。俗にこれを名(なづ)けて美化(びか)と云う。その実は美化でも何でもない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)