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蒼蝿
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うるさ
ふりがな文庫
“
蒼蝿
(
うるさ
)” の例文
これは本来極めて注意すべきことで、伝記の名前は列伝、自伝、内伝、外伝、別伝、家伝、小伝などとずいぶん
蒼蝿
(
うるさ
)
いほどたくさんあるが、惜しいかな皆合わない。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
執拗
(
しゅう
)
ねく問わるることの
蒼蝿
(
うるさ
)
くて、口に出づるまま、あらぬことをも答えけるに、その人大いに驚きたる様子にて、さては藤井氏の親戚なりし
乎
(
か
)
、奇遇というも愚かなるべし
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
通例世間一般の女房たる者が酷く
所天
(
おっと
)
を圧制する通りに余を圧制しようと試みる、余の為す事には何でも口を出す、愈々婚礼でも仕た後は余ほど
蒼蝿
(
うるさ
)
い事だろうと覚悟して居る、併し
閑話
(
あだしごと
)
は扨置いて
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ただし趙家の
閾
(
しきい
)
だけは
跨
(
また
)
ぐことが出来ない——何しろ様子がすこぶる変なので、どこでもきっと男が出て来て、
蒼蝿
(
うるさ
)
そうな
顔付
(
かおつき
)
を見せ、まるで
乞食
(
こじき
)
を
追払
(
おっぱら
)
うような体裁で
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
お浦「道さん、お返事は出来ませんか」余「イエ返事は出来ますけれど貴女の望む様な返事は出来ません」お浦は恨めしげに「私は、斯まで貴方に嫌われる様な厭な女でしょうかネエ、あの高輪田さんなどは、私の外に女はない様に云い
蒼蝿
(
うるさ
)
く縁談を ...
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
「夏になって御覧なさい。大雨のあとで、あなたは
蒼蝿
(
うるさ
)
いほど
蝦蟇
(
がま
)
の叫びを聴き出すでしょう。あれは皆
溝
(
どぶ
)
の中に住んでいるのです。北京にはどこにも溝がありますからね」
鴨の喜劇
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
蝿
漢検準1級
部首:⾍
15画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味