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落付
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おちつけ
ふりがな文庫
“
落付
(
おちつけ
)” の例文
晴さんと五六日
早咲
(
はやさき
)
に
逗留
(
とうりう
)
して居たりしが不※心に思ふやう此處にて金銀を
遣
(
つか
)
ひ
捨
(
すて
)
んよりは江戸へ行て身を
落付
(
おちつけ
)
後
(
のち
)
心の儘に樂まんと夫より室を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
静かに心を
落付
(
おちつけ
)
ながら、私は今一度目をひらいて、事実の真相を眺め返した。その時もはや、あの不可解な猫の姿は、私の視覚から消えてしまった。
猫町:散文詩風な小説
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
乳呑児
(
ちのみご
)
を抱いたまま健三の前へ出た彼女は、寒い
頬
(
ほお
)
を赤くして、暖かい空気の
裡
(
なか
)
に
尻
(
しり
)
を
落付
(
おちつけ
)
た。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は
互
(
たがひ
)
にこそつぱい
勘次
(
かんじ
)
の
側
(
そば
)
に
幾分
(
いくぶん
)
づゝでも
身
(
み
)
も
心
(
こゝろ
)
も
落付
(
おちつけ
)
ねばならなく
餘儀
(
よぎ
)
なくされた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
通り懸りしやと
問
(
と
)
ふに半四郎は漸々に氣を
落付
(
おちつけ
)
是は/\何方樣かは存ぜね共危き命を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
落付
(
おちつけ
)
んと思ひ
近處
(
きんじよ
)
近傍
(
きんばう
)
へは古郷なる
筑後
(
ちくご
)
久留米
(
くるめ
)
へ赴くと
云
(
いひ
)
なしてぞ立出ける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“落付”で始まる語句
落付払