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荻生徂徠
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おぎゅうそらい
ふりがな文庫
“
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)” の例文
「そもそも今日のように、さむらいと百姓とが、かっきりとわかれてしまったのは
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
の説によると、北条時頼の時代からだそうです」
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
中江藤樹
(
なかえとうじゅ
)
、熊沢蕃山、
山鹿素行
(
やまがそこう
)
、
伊藤仁斎
(
いとうじんさい
)
、やや遅れて新井白石、
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
などの示しているところを見れば、それはむしろ非常に優秀である。
埋もれた日本:――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
は
炒豆
(
いりまめ
)
を齧って古人を談じたというではないか。豆腐の殻を食ったところで活きようと思えば活きられる。……葛飾へ帰るのは止めにしよう。
北斎と幽霊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
儒学
(
じゅがく
)
最盛期
(
さいせいき
)
の
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
が
濫
(
みだ
)
りに外来の思想を
生嚼
(
なまかじ
)
りして、それを自己という人間にまで還元することなく、思いあがった態度で
吹聴
(
ふいちょう
)
しているのに比べると
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
そもそも江戸時代の支那文学がやや明かに
経学
(
けいがく
)
と詩文との研究を分つようになったのは、
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
の門より
太宰春台
(
だざいしゅんだい
)
、
服部南郭
(
はっとりなんかく
)
の二家を出してより後のことである。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
殊に、義士処刑論の頭目として、これ又、一方の学派を代表している者に、
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
などもあった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
は
煎
(
い
)
り
豆
(
まめ
)
を
噛
(
か
)
んで古人を罵るのを快としている。わたしは彼の煎り豆を噛んだのは倹約の為と信じていたものの、彼の古人を罵ったのは何の為か一向わからなかった。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
がいったことには、品行方正な者が、あの客寄せの太鼓を聞くと、バカ来い、バカ来い、というふうに響くのだそうで、反対にいくらか方正でないほうの側の人が耳にすると、はよ来い
右門捕物帖:19 袈裟切り太夫
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
この説に反対して、車掛りを否定している論者には、同時代の
荻生徂徠
(
おぎゅうそらい
)
などがある。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荻
漢検準1級
部首:⾋
10画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
徂
漢検1級
部首:⼻
8画
徠
部首:⼻
11画
“荻生”で始まる語句
荻生
荻生惣右衛門
荻生秀之助