荷馬車にばしや)” の例文
荷馬車にばしや土方どかた怒鳴どなられる——そのあひだに帽子は風の方向に走つてゆく。かう言ふ人は割合に帽子を手に入れる。
拊掌談 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
うまうま仲善なかよく、はなをならべて路傍みちばたくさみながら、二人ふたり半死半生はんしはんしやう各自てんで荷馬車にばしやひあがり、なほ毒舌どくぐちきあつて、西にしひがしへわかれるまで、こんなはなしをしてゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
荷馬車にばしやをもい。やまのやうな荷物にもつです。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)