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茶見世
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ちゃみせ
ふりがな文庫
“
茶見世
(
ちゃみせ
)” の例文
「奥山の
茶見世
(
ちゃみせ
)
なぞは昔から
好
(
よ
)
からぬ処ときまったものではないか。今更
隠売女
(
かくしばいじょ
)
の一人や二人召捕えた処で仕様もあるまい。」
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
どこかで茶でも飲もうではないか、
茶見世
(
ちゃみせ
)
ぐらいはあるだろうといえば、ありますありますと答えながら、赤い腕章の制帽はそれでも一軒の
葭簀
(
よしず
)
の茶亭は通り越してしまう。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
数
(
かぞ
)
えれば百にも
余
(
あま
)
る
女
(
おんな
)
出入
(
でいり
)
の
出来事
(
できごと
)
は、おせんの
茶見世
(
ちゃみせ
)
へ
休
(
やす
)
む
人達
(
ひとたち
)
の
間
(
あいだ
)
にさえ、
聞
(
き
)
くともなく、
語
(
かた
)
るともなく
伝
(
つた
)
えられて、
嘘
(
うそ
)
も
真
(
まこと
)
も
取交
(
とりま
)
ぜた
出来事
(
できごと
)
が、きのうよりはきょう、きょうよりは
明日
(
あす
)
と
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
○一軒の
茶見世
(
ちゃみせ
)
の
柳
(
やなぎ
)
老
(
おい
)
にけり
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“茶見”で始まる語句
茶見