“茶布巾”の読み方と例文
読み方割合
ちゃふきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとかどの茶人のこのみでもあるかのように、煤竹すすだけ炭籠すみとり火箸ひばしはつつましく寄せてあるし、描板のうえには茶布巾ちゃふきんがきちんとたたみつけてある。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新左衛門は、屋根裏の悪戯者いたずらものを睨んで、せっかくそれへ持ち出しておいた茶布巾ちゃふきんと茶碗をもういちど洗いに立った。かすかなちりが落ちたものとみえる。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)