“布頭巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬのずきん50.0%
タアバン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山着の筒袖に膝行袴（たっつけ）を穿（は）き、布頭巾（ぬのずきん）で顔をくるんでいたその者は、左右の腕を、いきなり介と頼春の二人につよく捻じとられたので、いやおうなく伏せていた胸を反らし
私本太平記：10 風花帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
その黒くうるんだ大きな瞳・鼻筋から両眉のあいだへ円く巻いて渡した銅の針金・房付帽（タアブウシュ）・長袖下衣（キャフタン）・薄物・布頭巾（タアバン）・冠物附外衣（プルヌウス）・頬を線状に焼いた装飾・二の腕の桃の刺青（ほりもの）。
踊る地平線：12　海のモザイク (新字新仮名) ／ 谷譲次(著)