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茜
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アカネ
ふりがな文庫
“
茜
(
アカネ
)” の例文
紫と謂つても、
茜
(
アカネ
)
と謂つても皆、昔の様な、染め
漿
(
シホ
)
の
処置
(
トリアツカヒ
)
はせなくなつた。さうして、染め上りも、
艶々
(
ツヤツヤ
)
しく、はでなものになつて来た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そしてその他の種類へは皆その上に一の形容詞を付けて、例えば
小
(
コ
)
スミレ、
茜
(
アカネ
)
スミレ、
野路
(
ノジ
)
スミレ、
深山
(
ミヤマ
)
スミレ、
立
(
タチ
)
スミレ、
源氏
(
ゲンジ
)
スミレ、
円葉
(
マルバ
)
スミレあるいは
黄
(
キ
)
スミレなどと呼んでいる。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
男嶽
(
ヲノカミ
)
と
女嶽
(
メノカミ
)
との間になだれをなした大きな
曲線
(
タワ
)
が、又次第に両方へ
聳
(
ソソ
)
つて行つてゐる、此二つの峰の
間
(
アヒダ
)
の広い
空際
(
ソラギハ
)
。薄れかゝつた
茜
(
アカネ
)
の雲が、急に輝き出して、
白銀
(
ハクギン
)
の炎をあげて来る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“茜(アカネ)”の解説
アカネ(茜、Rubia argyi)はアカネ科アカネ属のつる性多年生植物。シノニム R. akane。根は茜色をしており、草木染めの原料になり、薬草としても利用される。判子業界で「アカネ」と呼ばれるのは同じアカネ科でもインドから東南アジアにかけて分布する特定のクチナシ属の木本のことであり、本種とは全くの別物である。
(出典:Wikipedia)
茜
漢検準1級
部首:⾋
9画
“茜”を含む語句
茜色
茜染
茜木綿
夕茜
茜裏
椎茜
茜空
茜茶屋
茜草
茜草指
茜部