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茅屋
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わらや
ふりがな文庫
“
茅屋
(
わらや
)” の例文
其日
(
そのひ
)
はそれで
別
(
わか
)
れ、
其後
(
そのご
)
は
互
(
たがひ
)
に
誘
(
さそ
)
ひ
合
(
あ
)
つて
釣
(
つり
)
に
出掛
(
でかけ
)
て
居
(
ゐ
)
たが、ボズさんの
家
(
うち
)
は一
室
(
ま
)
しかない
古
(
ふる
)
い
茅屋
(
わらや
)
で
其處
(
そこ
)
へ
獨
(
ひとり
)
でわびしげに
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
たのである。
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
⦅あの眼もとの涼しいおれのハンナは、もう寐てゐるかしら?⦆さう思ひながら、彼は、われわれにはすでに馴染の、くだんの桜の木立にかこまれた
茅屋
(
わらや
)
へと近づいた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
娘が
死亡
(
うせて
)
の十三回忌より老爺は不起の病にかゝりぬ、觀念の眼かたく閉ぢては今更の醫藥も何かはせん、哀れの孫と頑なの翁と唯二人、傾きたる命運を
茅屋
(
わらや
)
が軒の月にながめて
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
どの
茅屋
(
わらや
)
の戸の
透間
(
すきま
)
からも
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
信心ぶかい人々はもうとうに寐ついてゐる。ただ此処彼処の狭い窓に灯影がさしてゐるばかり。二三の
茅屋
(
わらや
)
では、時刻に遅れた家の者が入口の閾のきはで晩い夕餉をしたためてゐる。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
茅
漢検準1級
部首:⾋
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“茅屋”で始まる語句
茅屋根
茅屋婆
茅屋破窓
茅屋親爺