“舁上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきあぐ50.0%
かきあげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨日とやら御こしなされまして富士の根方廻はりが二三日掛ると仰られましたから今日あたりは三島で御座りませうと云を聞と等く藤八は又々それいそげと聲をかけるに雲助ども合點がつてんと駕籠舁上かきあぐれば木枯こがらしもり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
舁上かきあげれば御機嫌能ごきげんようと一同に見送る中に女房は呉々くれ/″\お節が頼み事首尾能しゆびよく成就じやうじゆなす樣にと云に藤八莞爾につこと笑ひ其處そこぬかりが有者かと夜明烏よあけがらすもろともにぐらを放れゆくそらは花の島田を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)