自慢話じまんばなし)” の例文
「眼がさめると、おれたちがこしらえたしるめしをたらふくくらって、自慢話じまんばなしでいばりちらす……考えてみると、兵糧方はわりがわるい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょうど老人ろうじんは、そこにっているみんなをきながら自慢話じまんばなしをしていたときでありました。
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
与右衛門さんに自慢話じまんばなしがある。東京者が杉山か何か買って木をらした時、其木が倒れてあやまって隣合となりあって居る彼与右衛門が所有林しょゆうりん雑木ぞうきの一本を折った。最初無断むだんで杉を伐りはじめたのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
と、これも佐佐木茂索ささきもさく自慢話じまんばなしだ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
あの三にんは、いつもれば、自分じぶん子供こども自慢話じまんばなしをしているのさ。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むらかえってからの、自慢話じまんばなしにするのでしょう。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)