“佐佐木茂索”の読み方と例文
読み方割合
ささきもさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうべ(七月十九日)は佐佐木茂索ささきもさく君と馬車に乗つて歩きながら、麦藁帽むぎわらばうをかぶつた馭者ぎよしや北京ペキンの物価などを尋ねてゐた。
鵠沼雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
と、佐佐木茂索ささきもさくときぼくかれらしいしづかなわらひをらしながらかたるのだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
五、小穴隆一をあなりゆういち、軽井沢の宿屋にて飯を食ふこと五椀ごわんのち女中の前に小皿を出し、「これに飯を少し」と言へば、佐佐木茂索ささきもさく、「まだ食ふ気か」と言ふ。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)