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肥後国
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ひごのくに
ふりがな文庫
“
肥後国
(
ひごのくに
)” の例文
旧字:
肥後國
肥後国
(
ひごのくに
)
、
阿蘇
(
あそ
)
の連峰
猫嶽
(
ねこだけ
)
は特に人も知って、野州にも一つあり、遠く
能登
(
のと
)
の奥深い処にもある、と
憶
(
おも
)
う。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
従
(
じゅ
)
四
位下
(
いのげ
)
左近衛少将
(
さこんえのしょうしょう
)
兼
越中守
(
えっちゅうのかみ
)
細川忠利
(
ほそかわただとし
)
は、寛永十八年
辛巳
(
しんし
)
の春、よそよりは早く咲く領地
肥後国
(
ひごのくに
)
の花を見すてて、五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
某
(
それがし
)
致仕
(
ちし
)
候てより以来、当国
船岡山
(
ふなおかやま
)
の
西麓
(
さいろく
)
に形ばかりなる
草庵
(
そうあん
)
を営み
罷在
(
まかりあり
)
候えども、先主人
松向寺殿
(
しょうこうじどの
)
御
逝去
(
せいきょ
)
遊ばされて後、
肥後国
(
ひごのくに
)
八代
(
やつしろ
)
の城下を引払いたる
興津
(
おきつ
)
の一家は、同国
隈本
(
くまもと
)
の城下に在住候えば
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
舟は
豊後国佐賀関
(
ぶんごのくにさがのせき
)
に着いた。
鶴崎
(
つるさき
)
を経て、
肥後国
(
ひごのくに
)
に入り、
阿蘇山
(
あそさん
)
の阿蘇神宮、熊本の
清正公
(
せいしょうこう
)
へ祈願に参って、熊本と高橋とを三日ずつ捜して、舟で
肥前国
(
ひぜんのくに
)
島原に渡った。そこに二日いて、長崎へ出た。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“肥後国”の意味
《固有名詞》
肥 後 国(ひごのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。現在の熊本県にあたる。
(出典:Wiktionary)
“肥後国”の解説
肥後国(ひごのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。西海道に属し、熊本県に属する。
(出典:Wikipedia)
肥
常用漢字
小5
部首:⾁
8画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“肥後国”で始まる語句
肥後国志