トップ
>
股間
>
こかん
ふりがな文庫
“
股間
(
こかん
)” の例文
が、どんな
隙
(
すき
)
があったのだろうか、学士は両手を大尉の
股間
(
こかん
)
にグッと落とすと、無我夢中になって大尉の急所を
掴
(
つか
)
んだのだった。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一つの面白い、しかも極めて簡単な実験は、頭を
倒
(
さかさ
)
にして
股間
(
こかん
)
から見馴れた平凡な景色を
覗
(
のぞ
)
いて見る事である。
津田青楓君の画と南画の芸術的価値
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
てっきりおばけに違いないと思ったので、持っていた棍棒をとり直していきなりがんと喰らわすと、そのせつな、どうしたことか俺の
股間
(
こかん
)
がしびれるように痛んだ。
えぞおばけ列伝
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
無造作に
股間
(
こかん
)
を濡らすと、とぼんと
跳
(
は
)
ねるように湯槽に飛びこんだ。狭い
浴槽
(
よくそう
)
の縁を越えて白っぽい湯水が溢れた。遅うなりました、と友田は改まったように挨拶した。
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
小児両脚を張り、体を前方に屈して
股間
(
こかん
)
より後方を望むときは、該児の次子出生する前兆とす。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
▼ もっと見る
片足を揚げた短いスカートの下から女の
股間
(
こかん
)
を
窺
(
のぞ
)
くために、足台をだんだん高くさせたり、また、男と女とがカルタの勝負を試み、負ける度びに着ているものを一枚ずつぬいで行き
裸体談義
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と亭主が
圧
(
おさ
)
えつけるように云う、刹那、正吉の足がたっと亭主の
股間
(
こかん
)
を蹴上げた。
お美津簪
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
私は、あんまり長い小便にあいそをつかしながら、うんと力んで自分の
股間
(
こかん
)
を覗いてみた。白いプクプクした小山の向うに、空と船が
逆
(
さか
)
さに写っていた。私は首筋が痛くなるほど身を
曲
(
かが
)
めた。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
幾日かすぎて、又、御隠居の
垢
(
あか
)
流しに、風呂のお供をした。何気なく御隠居が入りかける所を、かねて、
狙
(
ねら
)
っていた瑞白は、春秋六十年を経たる大殿の
股間
(
こかん
)
の一物を、ふわりと後ろから掴んで
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“股間”の意味
《名詞》
両足の股の間。
外陰部。
(出典:Wiktionary)
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“股間”で始まる語句
股間淋巴腺