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聞惚
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ききほ
ふりがな文庫
“
聞惚
(
ききほ
)” の例文
艶
(
つや
)
ッぽい
節廻
(
ふしまわ
)
しの身に
沁
(
し
)
み入るようなのに
聞惚
(
ききほ
)
れて、
為永
(
ためなが
)
の
中本
(
ちゅうほん
)
に出て来そうな
仇
(
あだ
)
な
中年増
(
ちゅうどしま
)
を想像しては能く
噂
(
うわさ
)
をしていたが、或る時尋ねると
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
間調子
(
まぢょうし
)
に合わせて、その段の欄干を、軽く手を打ちて、機織の真似し、次第に
聞惚
(
ききほ
)
れ、うっとりとなり、おくれ
毛
(
げ
)
はらはらとうなだれつつ
仮睡
(
いねむ
)
る。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
白雪 (じっと聞いて、
聞惚
(
ききほ
)
れて、
火焔
(
かえん
)
の
袂
(
たもと
)
たよたよとなる。やがて石段の下を呼んで)姥、姥、あの声は?……
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞書
聞糺
聞人
聞取
聞合