トップ
>
聞分
>
ききわけ
ふりがな文庫
“
聞分
(
ききわけ
)” の例文
いや
聞分
(
ききわけ
)
ないというものだと、親子顔を赤めて
角芽立
(
つのめだ
)
つ
側
(
そば
)
で、母がおろおろするという騒ぎ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
怜悧
(
りこう
)
な生れで
聞分
(
ききわけ
)
があるから、三ツずつあいかわらず
鶏卵
(
たまご
)
を吸わせられる
汁
(
つゆ
)
も、今に療治の時残らず血になって出ることと推量して、べそを
掻
(
か
)
いても、兄者が泣くなといわしったと
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いいさ
先
(
まづ
)
させて見てくれろとて氷袋の口を開いて水を
搾
(
しぼ
)
り出す手振りの無器用さ、雪や少しはお解りか、
兄様
(
にいさん
)
が
頭
(
つむり
)
を冷して下さるのですよとて、母の親心
付
(
づけ
)
れども何の事とも
聞分
(
ききわけ
)
ぬと覚しく
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞惚
聞咎
聞書
聞糺
聞人
聞取
聞召