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聖母
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マドンナ
ふりがな文庫
“
聖母
(
マドンナ
)” の例文
ベルナアルさんは、丘のうしろの洞窟の中へ駆けこんで、
聖母
(
マドンナ
)
の像の下に跪いておしゃべりの誘惑から逃れるために汗だくになっていっしんに祈る。
葡萄蔓の束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
手に白刃を拔き持ちてかの女房を逐ひ
郤
(
しりぞ
)
け、大音に呼びけるやう。物にや狂ふ、
女子
(
をなご
)
、
聖母
(
マドンナ
)
爭
(
いか
)
でか汝が
援
(
たすけ
)
を求めん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
、殊に笑うべきは、天主教のアキレスとネレウス二尊者の
頭顱
(
されこうべ
)
各五箇ずつ保存恭拝され、欧州諸寺に
聖母
(
マドンナ
)
の
乳汁
(
ちち
)
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
と云つて、ラフアエルの
聖母
(
マドンナ
)
の様なのは、
天
(
てん
)
でありやしないし、
有
(
あ
)
つた所が日本人とは云はれないから、
其所
(
そこ
)
で里見さんを
煩
(
わずら
)
はす事になつたのさ。里見さんもう
少時
(
すこし
)
ですよ
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ああ美が! それに、おれの我慢できないことは、心の気高い、しかもすぐれた知能を持った人間が、ともすれば、
聖母
(
マドンナ
)
の理想をいだいて踏み出しながら、結局ソドムの理想に終わることなんだ。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
▼ もっと見る
前
(
さき
)
の世の
聖母
(
マドンナ
)
の、
円
(
まど
)
かな肩を。
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
いかになり行くことならん。只だ
聖母
(
マドンナ
)
の御惠を祈らんより外
術
(
すべ
)
なしといひぬ。忽ち歌頌の聲はわれ等の耳に入れり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
といって、ラファエルの
聖母
(
マドンナ
)
のようなのは、てんでありゃしないし、あったところが日本人とは言われないから、そこで里見さんを煩わすことになったのさ。里見さんもう少しですよ
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
只だ心の底には言ふべからざる寂しさを感じて、今は
聖母
(
マドンナ
)
さへ世の人と同じく我を見放し給ふかと疑ひおもへり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“聖母”の意味
《名詞》
聖母(せいぼ)
聖人の生母。
《固有名詞》
聖母(せいぼ)
キリストの生母マリア、聖母マリア。
(出典:Wiktionary)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“聖母”で始まる語句
聖母昇天祭
聖母像
聖母兒
聖母胎
聖母崇拝
聖母瑪利亞