“マドンナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聖母87.5%
聖母像12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
、殊に笑うべきは、天主教のアキレスとネレウス二尊者の頭顱されこうべ各五箇ずつ保存恭拝され、欧州諸寺に聖母マドンナ乳汁ちち
と云つて、ラフアエルの聖母マドンナの様なのは、てんでありやしないし、つた所が日本人とは云はれないから、其所そこで里見さんをわずらはす事になつたのさ。里見さんもう少時すこしですよ
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
恍惚うつとりとなるしづけさ。——聖母像マドンナはゐない。架上の基督クリストだけが、弱々しげに咳き込む。⦅けふは、あなた、クリスマス・イヴなんですよ⦆紅茶のスプンの「ちん」と鳴る音。——
(新字旧仮名) / 高祖保(著)