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老寄
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としより
ふりがな文庫
“
老寄
(
としより
)” の例文
老寄
(
としより
)
どもも老寄どもなり、寺の
和尚
(
おしょう
)
までけろりとして、昔話なら、桃太郎の宝を取って帰った方が結構でござる、と言う。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
僧都、すぐに出向うて、遠路であるが、途中、早速、
硝子
(
ビイドロ
)
とその
擬
(
まが
)
い
珠
(
たま
)
を取棄てさして下さい。お
老寄
(
としより
)
に、御苦労ながら。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と申せば、庭先の柿の広葉が映るせいで、それで
蒼白
(
あおじろ
)
く見えるんだから、気にするな、とおっしゃるが、お
身体
(
からだ
)
も弱そうゆえに、
老寄
(
としより
)
夫婦で一層のこと気にかかる。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
主
(
ぬし
)
さへ命がけで入つてござつたといふ
処
(
ところ
)
、
私
(
わし
)
がやうな
起居
(
たちい
)
も不自由な
老寄
(
としより
)
が一人居ては、怪しうないことはなからうわいの、それぢやけど、聞かつしやれ、
姨捨山
(
おばすてやま
)
というて
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
びしよ/\降ると寒うござるで、
老寄
(
としより
)
には何より恐しうござるわいの。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女