“緌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいかけ66.7%
すい16.7%
すぢ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の烏帽子には縁もなく矢車のおいかけも着いてはいず、彼は粗末な布地退紅の狩衣にはなだ色の短いはかまをはき、ただ鮫皮を張った柄に毛抜の飾りのついた蒔絵まきえづくりの太刀
(新字新仮名) / 山川方夫(著)
和名類聚鈔わみょうるいじゅしょう』に、〈緌、和名冠ノオ、老人もとどり落つるを緌を以て繋ぐ〉とあり。『康煕字典』を見ると、冠の緒をも緒を係る飾りをもすいといったらしく、その飾りはせみの形や旄牛ぼうぎゅうの尾を立てたらしい。
ちゞみの糸四十すぢ一升ひとよみといふ。上々のちゞみは経糸たていと二十よみより二十三よみにもいたる。但しをさには二すぢづゝとほすゆゑ、一升の糸は八十すぢ也。布幅ぬのはゞ四方に緯糸よこいともこれにしたがふてあはせざれば地をなさず。