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網杓子
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あみじゃくし
ふりがな文庫
“
網杓子
(
あみじゃくし
)” の例文
それを
直
(
す
)
ぐに
灰篩
(
はいふる
)
いか
網杓子
(
あみじゃくし
)
で
掬
(
すく
)
い取って皿の上へ盛るのですが長く湯の中へ置くと小さくなりますからフーッと膨れ上ったら直ぐに掬い取らなければいけません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
赤痣
(
あかあざ
)
で
凸凹
(
でこぼこ
)
の大きい顔は、
網杓子
(
あみじゃくし
)
に似ていた。
髯
(
ひげ
)
まではえていた。まったく市場の人夫の理想的な型で、ただ女の着物を着てるだけであった。そのどなる声は素敵なものだった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
豚の肉を細く糸切にしてグラグラ
沸騰
(
ふっとう
)
している塩湯へ少しずつ落してザット湯だったら
網杓子
(
あみじゃくし
)
で
笊
(
ざる
)
へ
掬
(
すく
)
い
上
(
あ
)
げてよく水気を切って今度は
外
(
ほか
)
の鍋で油の中へ入れて
炒
(
い
)
り
付
(
つ
)
ける。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それを
網杓子
(
あみじゃくし
)
で西洋皿へ
掬
(
すく
)
い取ってもまだ半分ほど牛乳が残っています。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
“網杓子”の解説
網杓子(あみじゃくし)とは、湯や汁の中の食物を掬うことのできる調理器具の一種。掬う部分が網になっているため、液体の汁の中から固形の具のみを掬い出すことができる。
天ぷら・汁物・鍋物などの調理にしばしば用いられる。
形状の似た調理器具として、そば・うどん・ラーメンの湯切りに使う水嚢(笊籬・振りザル・揚げザル・テボなどとも呼ばれる)があるが、使用用途が大きく異なるため本項の記述の対象としない。
(出典:Wikipedia)
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
杓
漢検準1級
部首:⽊
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“網”で始まる語句
網
網代
網膜
網羅
網棚
網代笠
網代木
網走
網代車
網元