“あみじゃくし”の漢字の書き方と例文
語句割合
網杓子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをぐに灰篩はいふるいか網杓子あみじゃくしすくい取って皿の上へ盛るのですが長く湯の中へ置くと小さくなりますからフーッと膨れ上ったら直ぐに掬い取らなければいけません。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
赤痣あかあざ凸凹でこぼこの大きい顔は、網杓子あみじゃくしに似ていた。ひげまではえていた。まったく市場の人夫の理想的な型で、ただ女の着物を着てるだけであった。そのどなる声は素敵なものだった。
豚の肉を細く糸切にしてグラグラ沸騰ふっとうしている塩湯へ少しずつ落してザット湯だったら網杓子あみじゃくしざるすくげてよく水気を切って今度はほかの鍋で油の中へ入れてける。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それを網杓子あみじゃくしで西洋皿へすくい取ってもまだ半分ほど牛乳が残っています。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)