)” の例文
橋桁はしけたっこった土橋、水がれて河床の浮きあがった小川や、畦道あぜみちは霜に崩れて、下駄の歯にらんでひどく歩きにくかった。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
木山の方が、清正よりかえって強者で、清正は最初組敷くみしかれていたのだが、崖から落ちた拍子に、かぶとつるに引っらんで上になりやっと討ち取ることが出来たのだ、と云った。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)