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納戸縮緬
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なんどちりめん
ふりがな文庫
“
納戸縮緬
(
なんどちりめん
)” の例文
宿屋の亭主
風情
(
ふぜい
)
に見くびられたと思っての腹立ちか、懐中からずる/″\と
納戸縮緬
(
なんどちりめん
)
の少し汚れた胴巻を取出し、汚れた紙に包んだ
塊
(
かたまり
)
を見ると
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と、老人は女物の
古裂
(
こぎれ
)
で作った色のさめたお
納戸縮緬
(
なんどちりめん
)
の
襟巻
(
えりまき
)
の中へ寒そうに首をちぢめて、やに下った形で云った。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
忘
(
わす
)
れはしまじと
打過
(
うちすぎ
)
けるに或日朝まだきに吉原土手を千住へ赴かんと
鐵砲笊
(
てつぱうざる
)
を
肩
(
かた
)
にかけて
行過
(
ゆきすぐ
)
る
折柄
(
をりから
)
向ふより御
納戸縮緬
(
なんどちりめん
)
の
頭巾
(
づきん
)
を
冠
(
かぶ
)
り
唐棧揃
(
たうざんそろ
)
ひの拵へにて
疊
(
たゝみ
)
つきの
駒下駄
(
こまげた
)
を
穿
(
はき
)
身奇麗
(
みぎれい
)
なる若い者
此方
(
こなた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
誰もいないから、地袋の方を見ると戸が明け放してあって、お
納戸縮緬
(
なんどちりめん
)
の胴巻が外の方へ流れ出して居たのに驚いて調べて見ると、殿様のお手文庫の錠前を
捻切
(
ねじき
)
り
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
緬
漢検準1級
部首:⽷
15画
“納戸”で始まる語句
納戸
納戸色
納戸頭
納戸役
納戸方
納戸襖
納戸船
納戸献上
納戸口
納戸部屋