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精血
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せいけつ
ふりがな文庫
“
精血
(
せいけつ
)” の例文
一心の芸術は、こうも人の
精血
(
せいけつ
)
を吸ってしまうものだろうか。僅かな間に、久米一の
痩
(
や
)
せ
衰
(
おとろ
)
えたことは非常なものであった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
死ねば陰気盛んにして
邪
(
よこしま
)
に
穢
(
けが
)
れるものだ、それゆえ幽霊と共に
偕老同穴
(
かいろうどうけつ
)
の
契
(
ちぎり
)
を結べば、
仮令
(
たとえ
)
百歳の長寿を保つ命も其のために
精血
(
せいけつ
)
を減らし、必ず死ぬるものだ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
久米一は元より柿右衛門の神経質な
作
(
さく
)
を嫌い、
古伊万里
(
こいまり
)
の老成ぶったのはなおとらなかった。で、この増長天王にあらん限りの華麗と熱と、若々しさと
矜
(
ほこり
)
と、自分の
精血
(
せいけつ
)
を
注
(
そそ
)
ごうとする意気をもった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
“精”で始まる語句
精
精神
精悍
精進
精々
精緻
精霊
精巧
精舎
精進潔斎