“古伊万里”の読み方と例文
読み方割合
こいまり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
色絵において、あの古伊万里こいまり古九谷こくたににより、日本もよき歴史を誇ることができる。だがすべての泉は支那に発し、支那を越ゆることは到底できぬ。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
しばらくは首と首を合せて何かささやき合えるようであったが、このたびは女の方へは向わず、古伊万里こいまりの菓子皿をはじまで同行して、ここで右と左へ分れる。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
古伊万里こいまりの茶碗にゑがかれたる甲比丹かぴたん、(蘭人を顧みつつ)どうしたね? 顔の色も大へん悪いやうだが——
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)