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古伊万里
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こいまり
ふりがな文庫
“
古伊万里
(
こいまり
)” の例文
色絵において、あの
古伊万里
(
こいまり
)
や
古九谷
(
こくたに
)
により、日本もよき歴史を誇ることができる。だがすべての泉は支那に発し、支那を越ゆることは到底できぬ。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
しばらくは首と首を合せて何かささやき合えるようであったが、このたびは女の方へは向わず、
古伊万里
(
こいまり
)
の菓子皿を
端
(
はじ
)
まで同行して、ここで右と左へ分れる。
一夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
古伊万里
(
こいまり
)
の茶碗に
描
(
ゑが
)
かれたる
甲比丹
(
かぴたん
)
、(蘭人を顧みつつ)どうしたね? 顔の色も大へん悪いやうだが——
長崎小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
瑠璃
(
るり
)
色の
古伊万里
(
こいまり
)
の
壺
(
つぼ
)
に
椿
(
つばき
)
の花の
活
(
い
)
けてあるのが、夫の枕の向うに見える。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
久米一は元より柿右衛門の神経質な
作
(
さく
)
を嫌い、
古伊万里
(
こいまり
)
の老成ぶったのはなおとらなかった。で、この増長天王にあらん限りの華麗と熱と、若々しさと
矜
(
ほこり
)
と、自分の
精血
(
せいけつ
)
を
注
(
そそ
)
ごうとする意気をもった。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
わたしはもう
今日
(
けふ
)
限り、あなたとも御つきあひは
御免
(
ごめん
)
蒙
(
かうむ
)
りませう。
古伊万里
(
こいまり
)
の
甲比丹
(
かぴたん
)
、
小柄
(
こづか
)
の
伴天連
(
ばてれん
)
、
亀山焼
(
かめやまやき
)
の
南蛮女
(
なんばんをんな
)
、——いえ、いえ、それどころではありません。
長崎小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
伊
漢検準1級
部首:⼈
6画
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
“古伊”で始まる語句
古伊勢
古伊賀