“せいけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイケツ
語句割合
清潔76.5%
精血11.8%
世傑5.9%
腥血5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さう言つて端居に出て來たのは、三十五六の、少し淋しいが、美しいといふよりは、清潔せいけつな感じのする、品の良い奧方でした。
死ねば陰気盛んにしてよこしまけがれるものだ、それゆえ幽霊と共に偕老同穴かいろうどうけつちぎりを結べば、仮令たとえ百歳の長寿を保つ命も其のために精血せいけつを減らし、必ず死ぬるものだ
世傑せいけつ梁中書りょうちゅうしょは、その人である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全く、悪魔の領域は夜だけのもので、昼になって見ると、惨劇も、腥血せいけつも、夢より淡いものになりました。お寺の境内には小春日和がうらうらとしている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)