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筑前国
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ちくぜんのくに
ふりがな文庫
“
筑前国
(
ちくぜんのくに
)” の例文
旧字:
筑前國
「これは、もっと東の方へ移ったほうがよいであろう」とおっしゃって、軍勢を残らずめしつれて、まず
筑前国
(
ちくぜんのくに
)
に向かっておたちになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
名は
信恬
(
しんてん
)
、通称は
辞安
(
じあん
)
という。伊沢
氏
(
うじ
)
の
宗家
(
そうか
)
は
筑前国
(
ちくぜんのくに
)
福岡
(
ふくおか
)
の城主
黒田家
(
くろだけ
)
の臣であるが、蘭軒はその分家で、
備後国
(
びんごのくに
)
福山の城主
阿部伊勢守
(
あべいせのかみ
)
正倫
(
まさとも
)
の臣である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
暫く立つと、有竹氏の
主家
(
しゅうけ
)
戸田淡路守
氏養
(
うじやす
)
の隣邸、
筑前国
(
ちくぜんのくに
)
福岡の領主黒田家の当主松平筑前守
治之
(
はるゆき
)
の奥で、物馴れた女中を欲しがっていると云う噂が聞えた。
じいさんばあさん
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しかるに横田家の者どもとかく異志を存する由相聞え、ついに
筑前国
(
ちくぜんのくに
)
へ
罷越
(
まかりこ
)
し
候
(
そろ
)
。某へは三斎公御名
忠興
(
ただおき
)
の
興
(
おき
)
の字を
賜
(
たま
)
わり、沖津を興津と相改め
候
(
そろ
)
様
(
よう
)
御沙汰
(
ごさた
)
有之候。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“筑前国”の意味
《固有名詞》
筑 前 国(ちくぜんのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。現在の福岡県北西部にあたる。
(出典:Wiktionary)
“筑前国”の解説
筑前国(ちくぜんのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。西海道に属し、福岡県の大部分に属する。
(出典:Wikipedia)
筑
漢検準1級
部首:⽵
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“筑前”で始まる語句
筑前
筑前守
筑前守秀吉
筑前琵琶
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