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竹叢
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たけむら
ふりがな文庫
“
竹叢
(
たけむら
)” の例文
穂先を斬り落された青竹の手先が、ガサッと、
竹叢
(
たけむら
)
のうちに隠れたのが、実に
迅
(
はや
)
くはあったが、明らかに他の人々の眼にも見えた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は己がこうしているのを
邸
(
やしき
)
の人が知って、捕えに来たのではないかと思って、そっと窓を離れて傍の
竹叢
(
たけむら
)
の中へ身をかくして注意していた。
悪僧
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
丘をへだてた
竹叢
(
たけむら
)
のほとりから、
老鶯
(
ろうおう
)
の
啼
(
な
)
き
音
(
ね
)
が聞こえて来た。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
暗い
竹叢
(
たけむら
)
に覆われた山家の
柴垣
(
しばがき
)
に沿うている暗がりである。光秀の影は、十間ほど後に、
釘付
(
くぎづ
)
けになったように立ち
竦
(
すく
)
んでいた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ザワザワと
竹叢
(
たけむら
)
の揺れる音。……
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「——裏の
竹叢
(
たけむら
)
へでも」とつぶやきながら、走って行った。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
叢
漢検準1級
部首:⼜
18画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林