“競(きほひ)” の例文
それからは不平の事は日を逐(お)うて加はつても、準備の捗(はかど)つて行くのを顧みて、慰藉(ゐしや)を其中(そのうち)に求めてゐた。其間に半年立つた。さてけふになつて見れば、心に逡巡(しゆんじゆん)する怯(おくれ)もないが、又踊躍(ようやく)する競(きほひ)もない。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)