“背競”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいくら66.7%
せくらべ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこの国でも学名は本名でないのだが、我邦わがくにでは精細を旨とするの余り、二階三階を積重ね穴蔵をほり下げて、時には三十一文字みそひともじ背競せいくらべをしようという長い名が作られている。
弟どもも一人一人の知行はえながら、これまで千石以上の本家によって、大木の陰に立っているように思っていたのが、今は橡栗どんぐり背競せいくらべになって、ありがたいようで迷惑な思いをした。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)