“端(ただ)” の例文
この写真が、いま言った百人一首の歌留多のように見えるまで、御堂は、金碧蒼然(きんぺきそうぜん)としつつ、漆と朱の光を沈めて、月影に青い錦(にしき)を見るばかり、厳(おごそか)に端(ただ)しく、清らかである。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)