“端近(はぢか)” の例文
この雫(しづく)に、横頬(よこほゝ)を打(う)たれて、腕組(うでぐみ)をして、ぬい、と立(た)つたのは、草鞋(わらぢ)を吊(つ)つた店(みせ)の端近(はぢか)に踞(しやが)んだ山漢(やまをとこ)の魚売(うをうり)で。三枚(まい)の笊(ざる)に魚鱗(うろこ)が光(ひか)つた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)