童児わらは)” の例文
旧字:童兒
三六こしの国へ三七水丁くわんぢやう三八戒師かいしにむかへられ給ひて、百日あまりとどまり給ふが、くにより十二三歳なる童児わらはしてかへり給ひ、三九起臥おきふしたすけとせらる。
そも平生つね七二行徳ぎやうとくのかしこかりしは、仏につかふる事に志誠まごころを尽せしなれば、其の童児わらは七三やしなはざらましかば、七四あはれよき法師なるべきものを。
かの童児わらはかたち秀麗みやびやかなるをふかくでさせたまうて、四〇年来としごろの事どももいつとなく怠りがちに見え給ふ。