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空元気
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からげんき
ふりがな文庫
“
空元気
(
からげんき
)” の例文
お父つあんが、余計なことを
訊
(
き
)
くからさ。僕は、
空元気
(
からげんき
)
をつける必要はないんだ。
空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
然
(
しか
)
し、こういうようなことは、調子よく
跳
(
は
)
ね上った
空元気
(
からげんき
)
だけの言葉ではなかった。それは今まで「屈従」しか知らなかった漁夫を、全く思いがけずに背から、とてつもない力で突きのめした。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
鬼村博士を除く十六名の学会長は、
悉
(
ことごと
)
く枕を並べて無惨なる最後をとげてしまった。鬼村博士が、偶然にも唯一人助かったことは、不幸中の
幸
(
さいわい
)
であると、各新聞紙は悲壮な
空元気
(
からげんき
)
の社説を
掲
(
かか
)
げた。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
皮肉らしいことでも云つて
空元気
(
からげんき
)
をつけてやらうと思つた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
と
片頬
(
かたほ
)
に
笑
(
えみ
)
を含みつつ力の抜けた
空元気
(
からげんき
)
で
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手