トップ
>
秋風
>
しゅうふう
ふりがな文庫
“
秋風
(
しゅうふう
)” の例文
金殿玉楼
(
きんでんぎょくろう
)
その影を
緑波
(
りょくは
)
に流す処
春風
(
しゅんぷう
)
に
柳絮
(
りゅうじょ
)
は雪と飛び
黄葉
(
こうよう
)
は
秋風
(
しゅうふう
)
に
菲々
(
ひひ
)
として舞うさまを
想見
(
おもいみ
)
れば
宛
(
さなが
)
ら青貝の
屏風
(
びょうぶ
)
七宝
(
しっぽう
)
の古陶器を見る如き色彩の眩惑を覚ゆる。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
例えばこの句の場合で、「酒屋」とか「
謡
(
うた
)
」とかいう言葉を使えば、句の情趣が現実的の写生になって、句のモチーヴである
秋風
(
しゅうふう
)
落寞
(
らくばく
)
の強い詩的感銘が弱って来る。
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
蕭条
(
しょうじょう
)
たる
秋風
(
しゅうふう
)
に鎗を立てて
微笑
(
ほほえ
)
む鹿之助の顔が眼に泛ぶのであります。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
桂
(
かつら
)
は折るる
秋風
(
しゅうふう
)
の前
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秋風
(
しゅうふう
)
平井山
(
ひらいやま
)
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
秋風
(
しゅうふう
)
五丈原
(
ごじょうげん
)
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“秋風”の意味
《名詞》
(あきかぜ、しゅうふう)冬の訪れを告げる秋吹く風。(秋の季語)
(しゅうふう)コオロギ。
(しゅうふう 形容動詞語幹)金に困っていること。懐がさびしいこと。江戸時代、漢学生などの隠語。
(出典:Wiktionary)
秋
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“秋風”で始まる語句
秋風落莫
秋風の
秋風嶺
秋風庵
秋風林
秋風楽
秋風陣
秋風蕭殺