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私
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そっ
ふりがな文庫
“
私
(
そっ
)” の例文
市
(
まち
)
へお島を
私
(
そっ
)
と住わしておこうと云う相談も出たが、精米所の補助を受けて、かつかつ遣っている浜屋の
生計向
(
くらしむき
)
では、それも出来ない相談であった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
きっとあの火の燃えている処には人がいようと思って、怖る怖る足音を忍んで鉄の戸の側に近寄って
私
(
そっ
)
と隙間から内を覗いたが、ぼうっと火気の
熱
(
ほて
)
り
気
(
が
)
を感じたのみで
何
(
な
)
にも目に入らなかった。
暗い空
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大工が道具箱を
隅
(
すみ
)
の方に寄せて、帰って行ってから、お島はまたあわただしく箪笥の
抽斗
(
ひきだし
)
から取出した着物の包をかかえて、裏から
私
(
そっ
)
と出て行った。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
お島は小野田の失望したような顔を見るのが
厭
(
いや
)
さに、小野田がいつか手本を示したように、
私
(
そっ
)
と直しものの客の二重廻しなどを風呂敷に
裹
(
つつ
)
みはじめた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“私”の意味
《人称代名詞》
(わたし、わたくし)一人称。
(出典:Wiktionary)
“私”の解説
私(し、わたくし)は、仕事場などの社会的集団の中における人間の属性と対比して、一個人としての属性を示すときに用いられる言葉である。
この意味における反対語は公(こう、おおやけ)である。例えば、「私用」は仕事に関係のない行動や物品を指し、「公用」はもっぱら仕事上の行動や仕事に用いる物品を指す。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“私”を含む語句
私等
私語
私達
私通
私生児
私共
私宅
私室
私娼
私部
私刑
私窩子
歇私的里
私娼窟
私曲
私家
私怨
私事
私淑
私方
...