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私蓄
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しちく
ふりがな文庫
“
私蓄
(
しちく
)” の例文
此度
(
このたび
)
の
企
(
くはだて
)
は
残賊
(
ざんぞく
)
を
誅
(
ちゆう
)
して
禍害
(
くわがい
)
を
絶
(
た
)
つと云ふ事と、
私蓄
(
しちく
)
を
発
(
あば
)
いて
陥溺
(
かんでき
)
を救ふと云ふ事との二つを
志
(
こゝろざ
)
した者である。
然
(
しか
)
るに
彼
(
かれ
)
は
全
(
まつた
)
く敗れ、
此
(
これ
)
は成るに
垂
(
なん/\
)
として
挫
(
くじ
)
けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
併し理を以て
推
(
お
)
せば、これが
人世
(
じんせい
)
必然の
勢
(
いきほひ
)
だとして
旁看
(
ばうかん
)
するか、町奉行以下諸役人や市中の富豪に進んで救済の法を講ぜさせるか、諸役人を
誅
(
ちゆう
)
し富豪を
脅
(
おびやか
)
して其
私蓄
(
しちく
)
を散ずるかの三つより
外
(
ほか
)
あるまい。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
蓄
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
“私”で始まる語句
私
私語
私共
私等
私達
私怨
私事
私刑
私窩子
私淑