“示教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきょう75.0%
しけう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十五年には保の次男繁次しげじが二月十八日に生れ、九月二十三日に夭した。感応寺の墓に示教しきょう童子と刻してある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、過去の示教しきょうに満足し得ず、更に奥へ奥へと智識の渇望をいやせんとする好学の士も、また決してすくなくない。われ等は神命によりて、それ等を指導せんとするものである。
ただしこの遺精の語義、果して当代に用ふる所のものと同じきや否やをつまびらかにせず。識者の示教しけうを得ば幸甚かうじんなり。(四月十六日)
露西亜ロシアの作家にオシツプ・デイモフと云ふものあり。チエホフが短篇「いなご」の主人公と同名なりしと覚ゆ。デイモフはその名を借りて雅号となせるにや。博覧の士の示教しけうを得れば幸甚かうじんなり。