示教しきょう)” の例文
二十五年には保の次男繁次しげじが二月十八日に生れ、九月二十三日に夭した。感応寺の墓に示教しきょう童子と刻してある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、過去の示教しきょうに満足し得ず、更に奥へ奥へと智識の渇望をいやせんとする好学の士も、また決してすくなくない。われ等は神命によりて、それ等を指導せんとするものである。
私は僅かに黒田徳米氏の示教しきょうを援用するのみで、自身の討査はまだ一向に進まないが、この極東の島々の中でも、中部以北の海岸は黒潮の影響に遠く、たまたまあってもこの貝の種類が乏しく
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)