磨砂みがきずな)” の例文
「あんまり手荒なことをしないように。落ちなければ、この川べりの砂の軟らかいところを取って磨砂みがきずなにして、洗ってあげてください」
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
飯坂いひざか前途さきやまからの、どん/\とますだで。——いゝ磨砂みがきずなだの、これ。」と、たくましい平手ひらてで、ドンとたゝくと、たはらからしろが、ふツとつ。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
磨砂みがきずなだ、磨砂みがきずなだ。」と氣競きほつてつた。——
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)