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砂粒
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すなつぶ
ふりがな文庫
“
砂粒
(
すなつぶ
)” の例文
「お父さんが云わしたばい、あア、おばっさん! 戦争の時、
鑵詰
(
かんづめ
)
に石ぶち込んで、成金さなったものもあるとじゃもの、俺がとは
砂粒
(
すなつぶ
)
よか、こまかいことじゃ云うて……」
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
彼女は花びらを一つずつ用い草の葉や、草の実をたくみに
点景
(
てんけい
)
した。ときには
帯
(
おび
)
のあいだにはさんでいる小さい
巾着
(
きんちゃく
)
から、
砂粒
(
すなつぶ
)
ほどの
南京玉
(
なんきんだま
)
を出しそれを花びらのあいだに
配
(
はい
)
した。
花をうめる
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
私はまた足もとの
砂
(
すな
)
を見ましたらその
砂粒
(
すなつぶ
)
の中にも黄いろや青や小さな火がちらちらまたたいているのでした。
恐
(
おそ
)
らくはそのツェラ高原の
過冷却湖畔
(
かれいきゃくこはん
)
も天の
銀河
(
ぎんが
)
の
一部
(
いちぶ
)
と思われました。
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
自分は客と話しながら、入院の
支度
(
したく
)
を急いでいる妻や伯母を意識していた。すると何か舌の先に、
砂粒
(
すなつぶ
)
に似たものを感じ出した。自分はこのごろ
齲歯
(
むしば
)
につめたセメントがとれたのではないかと思った。
子供の病気:一游亭に
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
粒
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
“砂”で始まる語句
砂
砂利
砂漠
砂礫
砂埃
砂塵
砂糖
砂丘
砂煙
砂地