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石高路
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いしだかみち
ふりがな文庫
“
石高路
(
いしだかみち
)” の例文
わし達の馬の蹄鉄に打たれて、
石高路
(
いしだかみち
)
から迸る明い火花の雨は、わし達の
後
(
うしろ
)
に火光の
径
(
こみち
)
の如く輝いてゐた。
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
ガタリ、ガタリと重い
輛
(
くるま
)
の音が
石高路
(
いしだかみち
)
に鳴つて、今しも停車場通ひの空荷馬車が一臺、北の方から此村に入つた。荷馬車の上には、スッポリと赤毛布を被つた
馬子
(
まご
)
が
胡坐
(
あぐら
)
をかいてゐる。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
村端
(
むらはずれ
)
で、寺に休むと、
此処
(
ここ
)
で
支度
(
したく
)
を替えて、
多勢
(
おおぜい
)
が
口々
(
くちぐち
)
に、御苦労、御苦労というのを
聞棄
(
ききず
)
てに、娘は、一人の若い者に
負
(
おんぶ
)
させた私にちょっと
頬摺
(
ほおずり
)
をして、それから、
石高路
(
いしだかみち
)
の坂を越して
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ガタリ、ガタリと重い
輛
(
くるま
)
の音が
石高路
(
いしだかみち
)
に鳴つて、今しも停車場通ひの空荷馬車が一台、北の方から此村に入つた。荷馬車の上には、スツポリと赤毛布を被つた
馬子
(
まご
)
が
胡坐
(
あぐら
)
をかいてゐる。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
凸凹
(
でこぼこ
)
の
石高路
(
いしだかみち
)
、その往還を右左から挾んだ低い茅葺屋根が、
凡
(
およ
)
そ六七十もあらう、
何
(
ど
)
の家も、何の家も、古びて、穢くて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々に
倒
(
のめ
)
り合つて
辛々
(
やうやう
)
支へてる様に見える。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
凹凸
(
でこぼこ
)
の
石高路
(
いしだかみち
)
その往還を左右から挾んだ低い茅葺屋根が、凡そ六七十もあらう。
何
(
ど
)
の家も、何の家も、古びて、穢なくて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々に
倒
(
のめ
)
り合つて
辛々
(
やう/\
)
支へてる樣に見える。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“石高”で始まる語句
石高
石高道