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眼下
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めのした
ふりがな文庫
“
眼下
(
めのした
)” の例文
月は中天にありて一条の
金蛇
(
きんだ
)
波上に
馳
(
は
)
する処、ただ見る十数
艘
(
そう
)
の漁船あり。
篝
(
かがり
)
を
焚
(
た
)
き、
舷
(
ふなばた
)
を鳴して、
眼下
(
めのした
)
近く
漕
(
こ
)
ぎ寄せたり。
金時計
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
上田橋——赤く塗った鉄橋——あれを渡る時は、大河らしい千曲川の水を
眼下
(
めのした
)
に
眺
(
なが
)
めて行った。私は上田附近の平地にある幾多の村落の間を歩いて通った。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
忠寛の書院、母やお倉のよく縫物をした仲の間、実の居た「くつろぎ」の間、上段、離れ、会所などと名のつけてあった広い部屋々々の跡は、
眼下
(
めのした
)
に見ることが出来る。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
以前土蔵の方へ通った石段を上ると、三吉は
窪
(
くぼ
)
く掘下げられた
崖
(
がけ
)
を
眼下
(
めのした
)
にして立った。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“眼下”の意味
《名詞》
眼 下(がんか)
見下ろした所。
(出典:Wiktionary)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼眸
眼色
眼力