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眼下
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めした
ふりがな文庫
“
眼下
(
めした
)” の例文
父は話を途切らそうか続けようかと
躇
(
ため
)
らった風だったが、きゅうに調子を変えて、中島の養子というのを
眼下
(
めした
)
扱いにして話を続けた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
入婿という遠慮もあろうが、
眼下
(
めした
)
の者に対しても物柔かで、ついぞ主人風を吹かしたことも無い。
暴
(
あら
)
い声で叱ったこともない。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼女は自分の前に
年齢下
(
としした
)
の男を見るだけであった。そうしてその年齢下の男はかねて
眼下
(
めした
)
の男であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分より
眼下
(
めした
)
になつてゐる人に対して謙遜するのは、造作もないばかりではなく、却て嬉しかつた。一歩進んで金銭上の利慾と、肉慾とを
剋伏
(
こくふく
)
することも、余り骨は折れなかつた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
直ぐ
眼下
(
めした
)
に
白樺
(
しらかば
)
の
簇立
(
ぞくりつ
)
する谷がある。小さな人家一つ二つ。煙が立って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
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他
(
ひと
)
の内輪に首を突ッ込んで、なにかと
眼下
(
めした
)
、ことに自分の気に入った眼下の世話を焼きたがる代りに、
到
(
いた
)
るところでまた道楽本位の本性を
露
(
あら
)
わして平気であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“眼下”の意味
《名詞》
眼 下(がんか)
見下ろした所。
(出典:Wiktionary)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼眸
眼色
眼力