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真平
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まったいら
ふりがな文庫
“
真平
(
まったいら
)” の例文
旧字:
眞平
彼女がそのきれいな眉を
真平
(
まったいら
)
にして、いじらしいほど狭い額へ、妙な風にあげながら、無智な鳶色の眼の奥から、ある人を見つめたことがありさえすれば、その人にはわかってしまうのである。
ルイスヒェン
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
仰向
(
あおむ
)
くと
蟇蛙
(
ひきがえる
)
を前から見たように
真平
(
まったいら
)
に
圧
(
お
)
し
潰
(
つぶ
)
され、少しこごむと
福禄寿
(
ふくろくじゅ
)
の
祈誓児
(
もうしご
)
のように頭がせり出してくる。いやしくもこの鏡に対する
間
(
あいだ
)
は一人でいろいろな
化物
(
ばけもの
)
を
兼勤
(
けんきん
)
しなくてはならぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あれ、あの
入江
(
いりえ
)
のほとりから、
少
(
すこ
)
し
左
(
ひだり
)
に
外
(
そ
)
れたところに
見
(
み
)
ゆる
真平
(
まったいら
)
な
街道
(
かいどう
)
、あれをどこまでもどこまでも
辿
(
たど
)
って
行
(
ゆ
)
けば、その
突
(
つ
)
き
当
(
あた
)
りがつまり
竜宮
(
りゅうぐう
)
で、
道
(
みち
)
を
間違
(
まちがい
)
えるような
心配
(
しんぱい
)
は
少
(
すこ
)
しもない……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“真平”で始まる語句
真平御免
真平戸
真平々々