トップ
>
看過
>
かんくわ
ふりがな文庫
“
看過
(
かんくわ
)” の例文
日光の美の中で、他にまだ
看過
(
かんくわ
)
し難いものがある。それは街道の杉並木である。平泉澄氏の撰の東照宮志にこの並木の事は詳しく出てゐる。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
唯、普通に、仏教の教理としてそれを
看過
(
かんくわ
)
してはならない。現象即実在論のもう一段上位に位してゐる境地は、そこを指してゐるのではないか。
エンジンの響
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
されど作者
蒲松齢
(
ほしようれい
)
が、満洲朝廷に
潔
(
いさぎよ
)
からざるの余り、
牛鬼蛇神
(
ぎうきだしん
)
の
譚
(
ものがたり
)
に託して、
宮掖
(
きゆうえき
)
の隠微を諷したるは、往々本邦の読者の為に、
看過
(
かんくわ
)
せらるるの
憾
(
うら
)
みなきに非ず。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これは一
時
(
じ
)
の
笑話
(
せうわ
)
に
過
(
す
)
ぎぬが、こゝに
看過
(
かんくわ
)
し
難
(
がた
)
きは、わが
日本
(
にほん
)
の
稱呼
(
せうこ
)
である。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“看過”の意味
《名詞》
看過(かんか)
見逃すこと。大目に見ること。
見落とすこと。
(出典:Wiktionary)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
“看”で始まる語句
看
看護
看板
看破
看做
看病
看護婦
看経
看客
看守